裏の畑は、趣味が嵩じてすっかり農民と化した自分の父が丹誠込めて面倒をみている。でも食べる方がおっつかないので僕らが一致団結してもりもり食べさせてもらっている。食費がずいぶん助かるし、第一すげえうまい。ありがとう。
ほうれん草は、長く厳しい冬を越すと、地面を割って泉が湧き出すようにぐんぐんと大きくなった。ばさりばさりと巨大な姿になって畝にうずくまっていると、とてもほうれん草とは思えない。これも大きくなると菜の花みたいな花を付ける。

一枚の葉でこの大きさ。一株でおなかいっぱい
姿ばかり大きくても、スジ張っておいしくないんじゃないの、と思うでしょう。
ところが!
これが食べてびっくりの柔らかさ。香りも高く、甘みもいい。スーパーのほうれん草みたいにえぐみが口に残ったりせず、最高です。炒めるとちょっと空芯菜みたいな感じになって、もうご飯が止まらない。なぜこれで商品化しないのだ、というくらいのうまさ。
川越は森も近いし、土がいいんだなあ。あとは冬の寒さね。これも重要みたい。

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