秋の連休はみんなして益子陶器市に行った。ふがしが毎年楽しみにしているのだ。お店で売っているようなものじゃないけど、そうきたか!と驚くような枠にとらわれない自由なオブジェクト群に出会える。今年はこむぎちゃん誕生を記念して、陶芸体験教室で器を作ることにした!
自分はろくろ、ふがしは手びねり。ベイビーはふがしのご両親に預けての挑戦だ。手が泥だらけなので写真は無し。
ろくろは電動ターンテーブルの上の粘土をぶにゃーっと広げたりちゅーっとすぼめたりするわけだけど、ろくろのスピードと水分調整、それに力加減が難しい。初めに良い感じに土を筒状にして、親指をぐーっと真ん中に押し込んで穴をあける。ここで完成時の大きさが決まるからドキドキだ。それから穴を広げていって湯飲み状の基本形を作り、それを発展させていろいろな形をつくるのだ。手と陶土の間に水気のあるドロが存在することによって滑らかに形成できるわけだけど、これが不足してくると摩擦係数が増して全体が知らずねじられ、最悪乾燥中にひび割れたりするらしい。遠心力や土のくせ、指の使い方など考えることが意外とあって、集中していないとすぐにろくでもない形になる。それでも1時間ほどで湯飲みと茶碗、お皿を作った。
持つときに指をどうやって置くか、口を付けたあとに水切れが悪くないか、など工業デザインとして真剣に考えた。お寺とかでよく出されるまるっちい湯飲みは使いにくいと思うな。仕事で有田焼の窯サイトも手がけているのでいろんな器を手にする機会があるんだけど、あの微妙なラインはこういう意味だったのか、と気づくことも。完成すると3割くらい縮んじゃうから、ええ!これドンブリじゃんかよ!って大きさでちょうとお茶碗くらいになるそうだ。
ふがしは手びねりで大皿に挑戦。粘土を板にして形を切り出し、カベをくっつけて真ん中に名前と生年を刻み込む。たたいて、伸ばして、丸めて...見事大輪の花をこね出した。仕上げにこむぎちゃんの足の裏をぐにーっと押しつけて足形を付ける。ちっちゃい...。
ふがしは子育てに追われていた毎日を一時だけでも忘れることができたようで、完成した作品を満足げに眺めている。ダンナは夜が遅いので、彼女にとっては本当に久しぶりの自由時間。できれば2〜3時間くらいは集中して打ち込ませてあげたいから、3人で来て一日子守を交代しながらやればいいかな。ちゃんと絵付けまでやりたいなら、何度か通ってこなくてはいけない。
陶器は乾燥させて焼き上げるまで1ヶ月半くらいかかるので、手元に届くのは来年、というのんびりしたお買い物。でも将来こむぎちゃんが大きくなったときに良い話になるだろうかね。