筑波山を登りに行った。
午後から用事があるのでクルマで一気に大池まで行き、軽くアップしてから登り出す。始めはさすがに脚が回らなくてびびるが、500mくらいでだんだん暖まってきた。うわ、なんかもうBBがバキバキ言ってるぞ。昨日締め込んだのに。アウツ。しかも携帯忘れたぞ。だから写真無し。
今日はサイクリストが多くて、しかもみんな苦しそう。蛇行する。あえぐ。おえぇ、げえぇぇと吐き声を絞り出す。もう停まりそう。去年までは自分もそうだったなあ。走れるメンツはみんな今日大井埠頭でやっている、ツアーオブジャパン東京ステージに集合してるのかな。ガンバ、ガンバと声をかけながらどんどん抜かしていく。新緑の木陰から振り返れば、見渡す限りの平野いっぱいに水をたたえた水田がきらきらと輝いている。
途中のわき水を汲んで峠を越え、裏不動を下る。汗が風にすっ飛ばされて爽快だ。自転車に乗るようになってから、汗の質がさらさらに変わってきた気がする。一日汗をかいてもあんまり臭くない気がするんだが気のせいかな?
フラワーラインをイチゴ畑の香りをかぎながら53×15で踏み込んでいく。長いつるを地べたに伸ばして咲いているのはカボチャかスイカの花か。水田では水路がじゃぼじゃぼと音を立て、みんな麦わら帽子に首タオルで田植えに大忙し。家族総出でわいわい仲良くやっている田んぼもあれば、お父さんがたった一人で心細そうに田植機を進ませている田んぼもある。
ゆりの里を通り過ぎて湯袋峠から風返峠へ登り始める。今日は原チャリレーサーがたくさんいて、けたたましい騒音とカストロールオイルの匂いを振りまきながらタイヤとブレーキパッドと青春をすり減らして悦に入っている。静かな森の声もあまい樹林の香りも台無しだ。自分も昔はブイブイ乗っていたからわかるんだけど、人にはなんの迷惑もかけていないと思っているんだよなあ。自分が乗っているときは全然わかっていなかった。まあ今だって人様に何にも迷惑をかけていないと断言できないが。
もっとも今日の彼らはまともな方で、ちゃんと自分を避けて走ってくれていた。そう、ここはみんなの遊び場なんだ、残念ながら。電気モーターの単車がもっと早く普及しないかなあ。
山の中腹では、クルマが一台、周囲の木々をへし折って谷底へひっくり返って腹底をさらしていた。持ち主のアホそうなあんちゃんとこれもアホそうな彼女、そしてレッカーのオヤジが並んで見下ろしている。己の限界を知らずにハメを外した懺悔と弊害と商売。三人ともそろって並んで同じポーズでケータイ写真を撮っていた。
風返峠からスカイラインを下る。70km/h以上のスピードで回すと、12Tではぶれる。もっとスムーズなペダリングを覚えなきゃなあ。不動峠で麓に降りると、まだ12時前。出発して都合2時間くらいしか経ってないので、何度か不動峠を往復してキリキリ追い込んだ。うう、BBの異音が怖いよう。
自転車を車に積み込んで家に到着したのが2時。シャワーを浴びてからこむぎを外に連れ出した。人生初の乳母車でお散歩だ。まぶしい日差しにちょっと目をしかめたけど、相変わらずすやすやと眠っている。公園ではバラの花が咲き誇っており、鼻を近づけると良い匂い。
4時からはふがしと散髪へ。なんと人生2度目の美容院。ちなみに一度目は結婚式。いつもふがしに散髪をしてもらうんだけど、ちょっと今回の出来がかんばしくなかったので敗戦処理ってやつだ。美容院のシャンプーってすごいね!仰向けだね!お姉さん達元気いっぱいだよ!マッサージもしてくれるね!お茶もでるよ!たーのしーい!
ふがしのなじみのオーナーさんはドンハウスを見てくれているそうで、うわー本人だー会いたかったですよーと嬉しそうだったけど、ありがたいことです。小さな娘さんがいるそうなので、娘さんとの二人っきりのデートの話がとても良かったです。
◆N・style
http://www.n-style-jp.com/
そして夜。昼間ぐっすりだったから心配だったけど、案の定夜泣き爆発。お腹に載せてソファで寝る。ああ、朝焼けはきれいだ。