エアコン移設:コロナRH-22A

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汗と青春の季節、夏。
しかし同時に日本列島はじっとりと不快な湿気に覆われる。海が近い津田沼は、埼玉や東京よりも過ごしやすい気温だとはいえ、真夏の締め切った室内は、ほうっておくと50度を越える。
妻がため息をつく。
「あなた、これでは安心して子育てもできないわ」

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むろんこの俺様が無策なままこの季節を迎える訳も無い。かといって新しいエアコンを買うつもりもない。将来家を建て替えたときに、一緒に新しいエアコンを揃えたいからだ。

ムフフ実は一台だけ、あるのだ。
今は使っていないが、1階に住んでいたころ使っていた妻のお古のエアコンが。

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これは妻が10年前に一人暮らしを始めたときに買ったというコロナ「RH-22A」。かなりの年代物で、しかも買った当時すでに型落ちだったらしいから十数年前のモデルだ。ネットで情報を集めても、そんなモデルのことなどひとつも見つからなかった。

ネットで電気屋を探してみる。大体エアコンをはずしてつけるだけで2万円以上取られるらしい。しかしうちはエアコンよりも扇風機の稼働率が高く、年間を通して数十時間も付けない。そんなものを移設するのに何万円も出せない。
しかも最近はヤマダやコジマなどの大手カデンメーカーが安い手間賃でコキ使うものだから、業者さんたちは完全にスレちゃって、作業の手抜きや仕上がりの悪さが増えてきているらしい。フロンを大気放出したり、固定具を適当につけたり、パイプをひん曲げたり・・・。こりゃーイカン、将来最新型を買うときのためにも、じぶんでやったほうが勉強になるんじゃないか?

ということで、レッツトライ! エアコン移設!

必要な器具は
 ・ドライバー
 ・ペンチ(電源工作)
 ・ドリル(壁面ねじ穴開け)
 ・脚立
 ・モンキーレンチかパイプレンチ
 ・六角レンチ

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まずはポンプダウン。2又弁を閉じ、ポンプから室内機への経路を封鎖。これでしばらく運転すれば、パイプと室内機に入っているガスが室外機に回収される。5分ほど運転すれば自動的に停止するので、3又弁を閉じれば回収完了。もうパイプをはずしていい。

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室外機の電源はパイプと一緒に室内機から伸びているので、写真を撮って順番を記録。あれやこれやとはずしてぶっ壊して全部取り外しで2時間。業者に頼めば5000円。妥当な金額だ。ついでにホースで水をぶっ掛けて清掃してやる。乾いたら二階にえっちらおっちら運び上げる。室内機は軽いもんだけど、室外機が異常に重い。めげそうになる。

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電源は室内のコンセントから取る。幸いこのモデルは100Vなので、200Vへの改造はしなくていい。ドンハウスのブレーカーを落として3口コンセントを増設した。

室内機と室外機の位置を決めたら、ひもか何かでパイプの経路をシミュレート、必要な長さを測る。4.8mのパイプが必要だった。パイプは必要なもの一式をそろえた業者向けのセットがホームセンターに売っている。長さは3m(2000円)、4m(2200円)、7m(4000円)と三種類あったので、7mを買った。だいぶ余裕があったけれど、結果的には室外機の移動ができて良い長さだった。

セットの中身は一通り揃っている。
 ・冷媒往復用銅パイプ、保護材カバー付き
 ・排水パイプ
 ・すきま埋めパテ
 ・穴カバー
 ・パイプ固定器具(4つ)
 ・ビニールテープ
 ・無粘着テープ
 ・パイプ壁通しスリーブ

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無粘着テープでパイプ類をひとまとめにぐるぐる巻いていく。室内と屋外を別々に処理する。下から上に巻き上げることで水の進入を防げる。長さが足りなくなっちゃって、もう一本必要だった。排水パイプも短いので、古いのを継ぎ足した。室外機への電源コードはセットに入っていないので、買ってこないといけない。コンセント増設に使ったコードで代用。

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今回はドリルで壁に穴をあけると大きなビットを購入しなければいけないので、穴を開けずに外気導入用の窓をぶち抜いた。とりあえず網戸の網を張って虫の侵入を阻止。

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経年劣化した銅の柔らかいパイプは、急角度に曲げるとつぶれてしまうので、緩やかに曲げるしかない。ちょっと不細工だけどこんな感じにつけた。

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そんで各所のボルトをしっかりと締めたら、いよいよガスの充填、エアパージ。これに失敗したらフロンを再充填してもらわねばならん。頼むよ、ガス漏れなんてしないでおくれ…! 祈るように弁を開くと、「プッシュ〜」と静かな音が鳴り響く。

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そして緊張の瞬間。スイッチをいれてしばらくすると…「ごーごごおおおお」冷たい空気が噴出してきた!やったすごいぜ!

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室内の気温計も確かに下がっている。ちゃんとエアー・コンディショナー!


11:00から格闘すること10時間、完成したときはは夜の9時を回っていた。ドライバーを回してテープを巻き続けて、右手が上がらなくなった。これぞ肉体労働だ。

…結論。骨身に染みてわかったぞ。

“取り外しは自分でやれ。取り付けは業者に頼め”


妻は念願のエアコンがついて大喜び。これで夏が越せると思うと本当に安心だ。二人で部屋を閉め切って、他の部屋へ出たり入ったりして冷えてるのを確認。思う存分冷気を楽しんだ。

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このページは、mimitubが2005年6月12日 23:43に書いたブログ記事です。

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